REPORT 現地レポート

第2戦フランス戦へ向けて「2年前から自分がどう変わっているかを確認できるチャンス」馬場雄大選手

2023年8月16日

 有明アリーナで開催中のSoftBank CUP 2023(東京大会) バスケットボール男子日本代表国際強化試合の第2戦は8月17日(木)19:00より、FIBAランキング5位のフランスと対戦します(※日本36位)。FIBAワールドカップ2023でのフランスはカナダ、ラトビア、レバノンと同じグループH。開催地となるインドネシアへ行く前に来日し、強豪相手に男子日本代表の現在地を知る戦いです。

 馬場雄大選手も、「明日のフランス戦でのパフォーマンスがFIBAワールドカップにも関わってくると思っています。練習してきたことを試す良いチャンスです」と気合いを込めます。第1戦アンゴラ戦の「前半はターンオーバーもあり、あまり良くなかったですが、後半は彼のマインドセットが良くなり、変わってくれました」とトム・ホーバスヘッドコーチが言うように、10点を挙げてチームを勢いづけます。

 しかし、ここ最近の強化試合では「波が激しく、彼らしくないミスもありました」とホーバスヘッドコーチは指摘します。馬場選手自身も「納得のいくものではなく、自分がイメージしているプレーでもないです」という状況です。しかし、アンゴラ戦の後半では「大事な場面でファウルをもらったりしながら点数につなげることができ、チームにとってプラス材料ではあるかなと思います」と復調の兆しが見られました。

 あらためてアンゴラ戦を振り返り、「調子はどうであれ、やっぱり勝ちたいという思いが前面に出たプレーだったと思います。アグレッシブなプレーやチームを引っ張っていくプレーをコンスタントにしていくことに意味があります」と馬場選手の持ち味を発揮することを心がけます。強化試合もあと2試合。フランスは東京2020オリンピック前の強化試合(○81-75)で、8月19日(土)に開催する第3戦のスロベニアとはオリンピック本戦(●81-116)で対戦しました。「2年前から自分がどう変わっているかを確認できるチャンス」と馬場選手は捉えていました。

 男子日本代表の進退を懸け、覚悟を持ってFIBAワールドカップへ向かう渡邊雄太選手(フェニックス・サンズ)。同じく馬場選手も、「ここまで大きな世界大会に出場しましたが、一度も勝てていません。自分の代表キャリアも考えながら向かう大会であり、勝たせられない選手はチームに必要ないと思っています。日の丸を背負っている責任を持って戦っていきたいです」という思いで準備しています。

 「馬場の力は大事です。彼は経験があり、ディフェンスがあり、フィジカルプレーもでき、ドライブもできる。今はあまり調子は良くないですが、練習中は3ポイントシュートもよく決めています。彼の力が必要であり、馬場らしいプレーをして欲しいです」とホーバスヘッドコーチも期待を寄せていました。

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